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マルハンの自己申告プログラム

ギャンブル依存対策
04 /15 2017
 パチンコ大手のマルハンが、「自己申告プログラム」を導入しているそうです。

 「パチンコ・パチスロをご遊技される会員カードをお持ちのお客様が、1日の使用金額の上限を店舗に自己申告すると、その上限額を超えた場合に店舗スタッフがその事実をお客様にお知らせするシステムです。このシステムにより、適度にパチンコ・パチスロを楽しみたい、のめり込みを抑制したい、と考えるお客様の要望に応え、安心した遊技環境をサポートするもの」なんだそうです。

 ないよりましですが、カードを持たない会員には適用がないこと、上限額を超えてもプレイできること、そもそもマルハン以外の他店との情報交流がないことからすれば、ギャンブル依存対策としての実効性はほとんどないでしょう。

 「自己申告プログラム」などの入場規制を導入するにあたっては、パチンコ店を含むギャンブル場の全てにてギャンブラーの情報交流がなされる必要があります。問題ギャンブラーにプレイさせないためには、パチンコを含む全ギャンブルを網羅的にカバーするID制度の導入がどうしても必要だと思います。「世界最高水準のギャンブル規制」を達成するには、避けて通れる道ではありません。

株式会社マルハン会社案内HPより
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