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IRってカジノなの?市民学習会報告 2018.8.26 @愛知県司法書士会館

イベントの報告・様子
08 /29 2018
集会参加の水谷英二司法書士によるご報告を、ご了承のもと、転載させていただきます。
なお、毎日新聞でも報道していただきました。


IRってカジノなの?市民学習会報告
                2018.8.26 @愛知県司法書士会館

 カジノ実施法が成立し、国会で十分な審議も行わず、カジノの真相も、問題点も国民に知らせないままの成立した
ことに疑問を持っている国民が圧倒的多数です。そんな中、愛知県も名古屋市もカジノ誘致に向けて準備を始めてい
る情報を得て、緊急に市民学習会を開催しました。
 さらに、愛知カジノの会を結成し、当日は入会申し込みを受け付けました。『カジノは国民の生活を蝕む可能性が
多く、しかも今あるギャンブルだけでも深刻な弊害がすでに起きており、当然、国民の大多数がカジノに反対です。
 国会で法案が成立しても、県議会、市議会で反対が多数であれば、カジノは誘致できません。愛知県民、名古屋
市民の多数はカジノ反対です。カジノ推進派がどんなに強くとも県民、市民が力を合わせれば、カジノは必ずストップ
できます。ぜひ、あなたも入会してください。』今後は、カジノの主戦場は国会から地方議会に移ります。県民、市民の
協力が必要であり、今後の市民運動を盛り上げていきたいと思います。
 以下、当日の市民学習会の報告です。
 1、静岡大学の鳥畑与一教授の講演
 鳥畑先生は、国会の強行採決による不当な審議についての経過説明を行った後、愛知県における常滑周辺の
状況について、当日、講演の準備のためにわざわざ現地調査までしていただき、常滑競艇の赤字転落をカジノで埋め
ようとしている状況を報告いただきました。また、カジノは国会では実施法の詳細は決められておらず、地方自治体に
任されている状況を報告いただきました。
 2、平井宏和弁護士の報告
 愛知県弁護士会、日弁連における意見書提出、会長声明の説明のあと、カジノを食い止めるためには、市民の力
が必要である、愛知カジノを考える会への入会を呼びかけた。
 3、西山クリニック、西山仁医師の報告
 愛知県内で、ギャンブル依存症の治療に取り組む数少ない医師の御一人から、ギャンブル依存症患者を叱っても
何の解決にもならない、意思が弱い人たちという意見が多いが、「ギャンブルをやる」という意思は強い人たちと言える
という報告があった。
 4、質疑応答
 市民から数多くの質問が寄せられた。ここでは全てを紹介できないが、いずれもカジノができることによる弊害を心配
する声が圧倒的で、これに鳥畑教授、平井弁護士、西山医師から丁寧な回答がされた。また、常滑市会議員からは
地元での反対活動、請願の状況についても報告された。

 参加議員(順不同)
 国会議員 井上さとし(共産)、近藤昭一(立憲民主)、松田イサオ(立憲民主)
      吉田統彦秘書(立憲民主)
 県会議員 高木ひろし(立憲民主)、小山祐(立憲民主)
 市会議員 西本まさき(常滑市議会・共産)
 メッセージ 山尾しおり
 取材   中日新聞(カラーで記事)、毎日新聞、テレビ愛知(ニュース放映)

 愛知カジノのを考える会では、入会者を募集中です。趣旨賛同いただける方は、ぜひ、別途入会申込書に
ご記入の上お申込みください。当面、会費はなく寄付で運営する予定です。規約については、別途ご連絡します。
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管理者

 昨年末、残念ながら「特定複合観光施設区域の推進に関する法律」(カジノ賭博場の設置を進めるための法律)が成立し、また、各地の地方自治体がカジノ賭博場誘致のために活動を活発化させています。
 私たちは、こうした動きに反対し、「我が国にカジノ賭博場を設置させないことを主たる目的として設立」された民間団体です。
 私たちは、「全国各地に広がるカジノ賭博場設置に反対する人々と広範に連携して、日本中のどこにもカジノ賭博場を設置させないための全国的な取組みを行な」います。

HP http://www.anti-casino.net/index.htm

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